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ローヤルゼリーの飲み合わせ(糖分)

ローヤルゼリーを摂取しやすくするために、砂糖やハチミツなど糖分を含むものを混ぜている製品もあります。
生ローヤルゼリーにさまざまな添加物を加えている調整ローヤルゼリーの中には、こうした製品がよく見られます。
問題は、ローヤルゼリーと糖分との飲み合わせが良いか悪いかです。
ローヤルゼリーに糖分を入れるメリットと、飲み合わせの是非について説明していきましょう。

ローヤルゼリーを摂取しやすくするために糖分は有効

ローヤルゼリーはミツバチ由来の食べ物であり、色も黄色っぽいことから、ハチミツに似た味がするのではないかと勘違いしている人も多いでしょう。
実際に何も添加されていない生ローヤルゼリーを口にしてみると、甘さはほとんどないうえ、酸味が強くて刺激があり、お世辞にもおいしいとは言えないものだということが分かってびっくりする人もいます。
この味が嫌で、体に良いことが分かっていてもローヤルゼリーの摂取をためらっている人も少なくないでしょう。
この問題を解決するために有効なのが、砂糖やハチミツのような糖分を混ぜることです。
業界団体である全国ローヤルゼリー公正取引協議会の定義では、調整ローヤルゼリーはローヤルゼリーが6分の1以上入っていれば何を加えてもいいので、摂取しやすさを重視して糖分を加えている製品も多いのです。
ローヤルゼリーの摂取を助けるという点に着目すれば、糖分との飲み合わせは悪いものではないように見えます。

糖分はローヤルゼリーの栄養素を損なう可能性がある

ただ、効能という点から見ると、はローヤルゼリーと糖分との飲み合わせは必ずしも良いものではありません。
ローヤルゼリーに含まれている栄養素が、糖分を摂取することで損なわれてしまう可能性があるからなのです。

糖分の代謝でビタミンB1が「無駄遣い」される

糖分は体にとって重要なエネルギー源のひとつですが、摂取しただけではエネルギー源になってくれないのです。
糖分をエネルギー源として使用するためには、ビタミンB1が必要になってくるのです。
ローヤルゼリーにはビタミンB1が含まれていますので、一緒に摂取した糖分を効率良くエネルギー源にしてくれます。
ただ、糖分によって必要以上にビタミンB1が使われてしまうという問題が生じるのです。
ビタミンB1は糖分をエネルギーに変える働き以外にも、神経機能を整える働きがあり、不足すると脳の働きが悪くなって記憶力が低下したり、末梢神経の機能が低下してしびれを感じたりするようになります。
ローヤルゼリーと糖分を一緒に摂取すると、ビタミンB1が糖分のエネルギー化ばかりに使用され、神経機能を整える方に回りにくくなってしまうのです。
これでは、ビタミンB1の「無駄遣い」です。

糖分はローヤルゼリーの利点「ローカロリー」を失わせる

何も加えていない状態ではほとんど甘みがないことから分かるように、ローヤルゼリーそのもののカロリーは決して高くありません。
100グラムで160キロカロリーといったところで、砂糖が380キロカロリー前後であることを考えると低めだといえます。
実際には1日当たり最高でも3グラム程度が目安量とされていますので、カロリーについては考慮に入れなくてもいいレベルです。
ところが糖分を加えることによって、カロリーが跳ね上がってしまい、ローヤルゼリーのメリットである「栄養豊富でありながらローカロリー」というメリットが失われてしまうのです。
「ローヤルゼリーを摂取して太った」という人が散見されますが、これは含まれている糖分が原因となっている可能性があるのです。

糖分の問題点を緩和するためには?

このように、ローヤルゼリーと糖分との栄養面での相性は、必ずしも良いものではありません。
ビタミンB1の「無駄遣い」を解決するためには、吸収率が悪い糖分で味付けをしている製品を選ぶのがおすすめです。
オリゴ糖は人間の体内に分解酵素がないため吸収率が低く、ビタミンB1の「無駄遣い」につながりにくいのです。
腸内では悪玉菌を退治する善玉菌の餌になってくれるため、腸内環境改善に役立ってくれる可能性もあります。
ただ、オリゴ糖は吸収率の低さゆえに、多く摂取すると下痢の原因となってしまうという問題点もあります。
カロリーの過剰摂取を避けるためには、上白糖やグラニュー糖といった一般的な砂糖よりもカロリーが低い甘味料を使用している製品がおすすめです。
ハチミツは100グラム当たり290キロカロリーで、同じ量でも砂糖(380キロカロリー)よりカロリーが低くなっています。
甘みが砂糖より強く、より少ない量で甘みがつくため、実際に摂取するカロリーはさらに少なくなります。
一般的な砂糖を使用した製品より、多少はマシかもしれません。

まとめ-糖分とローヤルゼリーの相性が良くないことは覚えておこう

ローヤルゼリーを摂取しやすくするために、糖分による味付けは有効です。
ただ、糖分にはローヤルゼリーに含まれているビタミンB1を「無駄遣い」させたり、ローカロリーというメリットを打ち消したりするなど、相性が必ずしも良くないことは頭に入れておいた方が良さそうです。
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