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ローヤルゼリーの含有量とデセン酸濃度

ローヤルゼリー製品は多種多様ですが、気になるのは各製品のローヤルゼリーの含有量や、固有成分であるデセン酸の濃度です。
市販されているものの中には、ローヤルゼリーがほとんど含まれていない製品もあるのです。
ローヤルゼリーの含有量によって製品にはどのような区別がなされているか、デセン酸の濃度がローヤルゼリーの質にどのように関係しているのかなどについて説明していきましょう。

ローヤルゼリー製品の定義

まず、ローヤルゼリーは大きく分けると生ローヤルゼリー、乾燥ローヤルゼリー、調整ローヤルゼリーの3種類があります。
このうち、ローヤルゼリーを採取直後に瓶詰めしている生ローヤルゼリーと、生ローヤルゼリーから水分を取り除いた乾燥ローヤルゼリーは、他の混ぜ物がありませんので、ローヤルゼリーの含有率は100%です。
含有率が問題になってくるのは、他の混ぜ物が入っている調整ローヤルゼリーの場合です。
業界団体である全国ローヤルゼリー公正取引協議会では調整ローヤルゼリーについて、全体重量の6分の1以上のローヤルゼリーが含まれていなければならないと定義しています。
6分の1というのは必ずしも多いとはいえませんが、後述するようにこの定義すら満たしていない代物が「ローヤルゼリー」の名前をつけて販売されているため、定義を満たしていれば良心的な製品であるともいえます。

調整ローヤルゼリーの定義を満たさない製品とは?

では、調整ローヤルゼリーの定義すら満たしていない、名ばかりのローヤルゼリー製品は「ローヤルゼリー含有食品」のような名称で販売されています。
調整ローヤルゼリーの定義を満たしているならばその名称で販売すればいいわけですから、これは調整ローヤルゼリーの定義を満たすことのできないレベルの量しか含まれていないことになるわけです。
あたかもローヤルゼリーが豊富に含まれているかのような謳い文句に騙されないよう、名称をしっかりチェックしましょう。

特に重要なのはデセン酸の濃度

ローヤルゼリー製品の中でも特に重要なのは、デセン酸の濃度です。
全国ローヤルゼリー公正取引協議会は、デセン酸の濃度について生ローヤルゼリーは1.4%以上、乾燥ローヤルゼリーは3.5%以上、調整ローヤルゼリーは0.18%以上でなければならないと定義しています。
なぜデセン酸の濃度が重要なのかというと、ローヤルゼリーにしか含まれていない固有成分だからです。
調整ローヤルゼリーの場合、ビタミンやミネラルなどの成分は添加することが可能ですが、固有成分であるデセン酸はローヤルゼリーの含有量が少ないと濃度が低下してしまうのです。
生ローヤルゼリーと乾燥ローヤルゼリーも、デセン酸濃度の高い方が質は高いとされています。

なぜローヤルゼリーの含有量が重要なのか

では、ローヤルゼリーの含有量や、デセン酸濃度が重要になってくるのはなぜでしょうか。
それは、ローヤルゼリーの含有量が低いと効果が期待できなくなってしまったり、混ぜ物による悪影響が出る可能性があったりするためです。

ローヤルゼリー含有量が低いと効果が薄い

さまざまな健康食品がある中でローヤルゼリー製品を摂取しているのは、更年期障害の症状緩和をはじめとするさまざまな目的があってのことでしょう。
更年期障害の症状緩和に効果があるといわれているデセン酸や、アンチエイジング効果が期待されている類パロチン(パロチンというホルモンに似た働きを持つ成分)などは、ローヤルゼリーにしか含まれていない固有成分です。
ローヤルゼリーの含有量が少ないということは、こうした成分も少ないということを意味しています。
ビタミンやミネラルのように他の食品でも摂取できる成分ならまだしも、他では摂取することができない固有成分の減少は大きなマイナスです。
これではローヤルゼリー製品を摂取する意味がないと言われても仕方がないところでしょう。

混ぜ物による悪影響の可能性もある

生ローヤルゼリーにはハチミツのような甘さはほとんどなく、酸味が強くて刺激があり、お世辞にもおいしいと言えるものではありません。
ローヤルゼリーに混ぜ物をするのは、この味の問題を緩和するためでもあるのです。
ところが、あまりにも混ぜ物が多すぎてローヤルゼリーの含有量が少なくなってしまうと、混ぜ物の問題点が出てくる可能性があります。
例えば摂取しやすくするために砂糖やハチミツなどを入れている場合、カロリー過剰が問題になってきます。
ローヤルゼリーの含有量が少ないということは、混ぜ物が多いということにほかならず、こうした問題も起きやすいということを意味しているのです。

まとめ-製品の名称に注意して選ぼう

ローヤルゼリーの含有量や、デセン酸の濃度がどのぐらいかということは、成分表を見ただけでは把握できないことも多いです。
ただ、調整ローヤルゼリーとして販売されている製品ならば一定量以上は含まれていることが担保されています。
また、生ローヤルゼリーや乾燥ローヤルゼリーなら、デセン酸の濃度が明記されている方が、製品として質が高いとされています。
ローヤルゼリーは含有量が多いほどローヤルゼリー独特の風味が強くなり、飲みにくくなります。
だからといって調製ローヤルゼリーすら名乗ることができないような製品を摂取し続けても効果は期待できません。
飲みやすさを重視するならば、せめて調整ローヤルゼリーを選びましょう。
ローヤルゼリー製品の購入に当たっては、ローヤルゼリーの含有量やデセン酸の濃度を調べ、良質なものを選ぶようにしましょう。
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