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ローヤルゼリーの形状(錠剤)

ローヤルゼリーサプリメントにはさまざまな形状の製品がありますが、一般的だとされるもののひとつが錠剤です。
錠剤タイプのローヤルゼリーサプリにはどのような特徴があり、購入に当たってはどういった点に注意しておかなければならないのか、簡単に説明していきましょう。

持ち歩きやすい錠剤タイプ

錠剤タイプのローヤルゼリーの最大の特徴は、持ち歩きやすいことです。
出先での食事の際でも、手軽に摂取することができるのです。

生ローヤルゼリーと乾燥ローヤルゼリーの問題点

ミツバチの巣から採取したものを瓶詰めしている生ローヤルゼリーと、ローヤルゼリーから水分を取り除いただけの乾燥ローヤルゼリーは、含まれている栄養素をほぼそのまま摂取できるというメリットがあります。
ただ、ポータビリティーという点ではお世辞にも優れているとはいえません。
生ローヤルゼリーは黄色のゲル状なので、小さな容器に入れてから運ぶ必要があります。
しかも、熱や紫外線などに弱いため、運んでいる最中に含まれている栄養素の一部が失われてしまう可能性があります。
乾燥ローヤルゼリーは保存性には優れていますが、粉末であるためポータビリティーという点では優れているとはいえません。
持ち運び用の容器が必要という点では、生ローヤルゼリーと変わるところがないからです。

錠剤タイプならば持ち運びが容易

その点、錠剤タイプならば別の容器を用意しなくても、比較的簡単に持ち運ぶことができますので、外出先の食事の際に摂取することも難しくありません。
1個ずつ小分けされている錠剤ならば、1回分を持ち出すだけでOKです。
小分けされていないタイプであっても、1回分をラップなどに入れるだけでいいでしょう。
生ローヤルゼリーや乾燥ローヤルゼリーのように、別の容器を用意する必要はありません。
しかも、錠剤はコーティングされている製品が多いので、紫外線などによって成分が変質することがほとんどなく、保存性については乾燥ローヤルゼリー以上を言っていいでしょう。

錠剤といってもいろいろなタイプがある

一口に錠剤と言っても裸錠、フィルムコート錠、糖衣錠、チュアブルタイプなどさまざまです。
それぞれ、違った特徴を持っています。

裸錠

錠剤の表面を加工していないタイプのもので、フィルムコート錠や糖衣錠と比べて混ぜものが少なくなるというメリットがあります。
ただ、ローヤルゼリーの味は酸味が強くて刺激があり、決しておいしいとは言えません。
この味の問題が解決できないのが、裸錠の欠点だと言えます。
また、後述する胃酸による成分の変質を防げないのも、デメリットと言っていいでしょう。

コーティングタイプ

フィルムコート錠や糖衣錠などのことで、上述のように裸錠と比較して混ぜものが多いというデメリットはありますが、味の問題が解決できているのはメリットと言っていいでしょう。
また、コーティングの種類によっては胃を通過させることができ、胃酸に触れないようにすることも可能です。
ローヤルゼリーに含まれている成分の中には胃酸に弱いものがあり、胃酸によって変質してうまく吸収できなくなることがあります。
それをある程度、避けることができるというわけです。

チュアブルタイプ

裸錠の一種ですが、こちらは水でのみ込むのではなく、舌下で溶かしていくタイプです。
口内の粘膜から吸収するので、胃酸によって成分が変質する前に吸収できるというメリットがあります。
ただ、ローヤルゼリー含有量の多いタイプは、味の問題が解決できていません。
チュアブルタイプは長時間口の中にとどめておく必要がありますので、意外と大きなデメリットとなります。
逆に味の問題を解決しているタイプは、混ぜものが多くてローヤルゼリー含有量が少なくなっていますから、一長一短といったところです。

錠剤タイプは「調製ローヤルゼリー」

ちなみに、錠剤タイプのローヤルゼリーは、全国ローヤルゼリー公正取引協議会の定義だと調製ローヤルゼリーに分類されます。
これは、ローヤルゼリーを錠剤にするためには「つなぎ」になるものを混ぜる必要があるためです。
生ローヤルゼリーと乾燥ローヤルゼリーは何かを混ぜることは認められていませんので、必然的に調製ローヤルゼリーになるというわけです。
ちなみに調製ローヤルゼリーは、ローヤルゼリーの含有量が全体重量の6分の1でなければならないという決まりがあります。
錠剤の中には調製ローヤルゼリーではなく「ローヤルゼリー含有食品」などと書かれている製品もありますが、こうした製品は調製ローヤルゼリーの定義を満たしていない、ローヤルゼリー含有量の少ない製品です。
更年期障害の症状緩和をはじめとする効果は期待できませんので、購入しない方が賢明です。

まとめ-くれぐれも粗悪品には気をつけて

錠剤タイプのローヤルゼリーにはさまざまな種類があり、それぞれ違った特徴を持っています。
ただ、いずれのタイプを選ぶにせよ、調製ローヤルゼリーの条件を満たしている製品を購入しましょう。
「ローヤルゼリー含有食品」だと上述のように、含まれているローヤルゼリーが少なすぎるため、効果に疑問が残ってしまうからです。
購入前にちゃんと確認しておきましょう。
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