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公正マークのついたローヤルゼリーを選ぶ

ローヤルゼリー製品は多種多様ですが、すべて質が良いというわけではなく、残念なことに粗悪としか言いようがない製品も市場には存在しています。
粗悪なローヤルゼリー製品を購入してしまわないためには、何らかの形で品質が保証されているものを選ぶことが近道です。
業界団体である全国ローヤルゼリー公正取引協議会は、一定の基準を満たした製品について「公正マーク」を添付して販売することを認めています。
このマークこそが、一定の質を満たしたローヤルゼリー製品購入に目安になるものなのです。

公正マークの基準はどのようなものか

公正マークを付けて販売するためには、さまざまな基準をクリアしなければなりません。
ローヤルゼリーの含有量や原材料の表示、不当表示の禁止などが基準として挙げられます。

ローヤルゼリーの含有量

まず、全国ローヤルゼリー公正取引協議会ではローヤルゼリー製品を生ローヤルゼリー、乾燥ローヤルゼリー、調整ローヤルゼリーの3種類に分類しており、それぞれ公正マークを付けられる条件が異なっています。
生ローヤルゼリーの場合は、女王蜂が住んでいる王台に溜められてから72時間以内に採取したものでなければなりません。
乾燥ローヤルゼリーはフリーズドライなどによって生ローヤルゼリー水分を取り除いたもので、いずれも添加物を加えることは認められていません。
添加物を加えたものは調整ローヤルゼリーに分類されますが、この場合も全体重量に占めるローヤルゼリーの割合が6分の1以上でなければなりません。

原材料の表示

食の安全を守るべきという立場から、表示についても条件が定められています。
「生ローヤルゼリー」のような種類別名称、原材料、内容量、賞味期限、保存方法、販売元の住所などを容器か包装に明記しなければなりません。
輸入ローヤルゼリーの場合は、原産国の表示も必須です。
また、アレルギー症状を起こす可能性がある原材料を使用している場合は、その旨を表示しておかなければなりません。
ローヤルゼリーに含まれているアピシンというタンパク質は、体内のヒスタミン生成量を増やしてアレルギー症状を引き起こす可能性があると指摘されていますので、アレルギー症状の可能性については必ず記載しなければならないでしょう。

不当表示の禁止

まず、上記の定義を満たしていないにもかかわらず、さも満たしているかのような種類別名称で販売することは禁止です。
生ローヤルゼリーの使用量が実際よりも多く見えるような記述もダメです。
「天然」「自然」などの単語を使い、実際よりも効果が高い製品であるかのように見せてもいけないとしています。
「健康」「栄養」などの単語によって、副作用がないかのように見せることも禁止です(上述のように、ローヤルゼリーにはアレルギー症状のリスクがあります)。
そして、医薬品のような効果があるような記載も禁止です。
健康食品関連で表示トラブルが起きていることを考えると、妥当な措置だと言えます。
このほか、包装についても過剰にならないようにする必要があります。
これらの条件をすべて満たしていると判断されれば、公正マークを付けて販売することができるというわけです。

公正マークのない製品にはどのようなものがあるのか

実際には公正マークを付けていないのに、堂々と販売されているローヤルゼリーが存在しています。
しかも、比較的知名度の高いメーカーの製品でも公正マークが付いていないことは珍しくありません。
比較的リーズナブルなサプリメントを販売している有名メーカーのローヤルゼリー製品の成分表を見ると「ローヤルゼリー含有食品」という種類別名称が記載されています。
これは、上述の調整ローヤルゼリーの定義である「ローヤルゼリーが全体重量の6分の1」を満たしていない可能性があります。
にもかかわらず、栄養成分表示を見ると、生ローヤルゼリー換算で数千ミリグラムと書かれているのです。
これは上述の「不当表示の禁止」に触れている可能性があります。
この製品の場合、ローヤルゼリーの固有成分であるデセン酸の濃度が記載されていません。
ビタミンやミネラルなどは他の原材料で補うことができるのに対し、固有成分であるデセン酸はローヤルゼリー以外には含まれていません。
そのデセン酸についての記述がないということは、ローヤルゼリーの含有量が少ない可能性が高いのです。
もちろん、この製品には公正マークは付けられていません。

まとめ-公正マークがあれば粗悪品ではない!

公正マークのない製品のすべてが問題を抱えているわけではありませんが、粗悪品が交じっていることだけは間違いありません。
公正マークによって一定の品質が保証されているローヤルゼリー製品を選べば、上記のようなローヤルゼリー含有量が少ない可能性がある製品を購入することはなくなるのではないでしょうか。
迷ったら、公正マーク付きのローヤルゼリー製品を選ぶようにしましょう。
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